ドラマーによるドラマーの為のシンバル選び

ドラム・パーカッション関連
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~シンバルって色々あるけど、結局どれが良いの?~

今回はシンバル選びについて書いていきます。

突然ですが、皆さんはシンバルを買う時に迷った事はありませんか?

ある程度経験を重ねて来ると、「自分のシンバルが欲しい!」と思うようになりますよね。

ほとんどのドラマーは最初にスネアを買って、次にペダル、シンバルといった感じで自分の機材を揃えていくと思います。

スネアとペダルは大半のドラマーが所有していると思いますが、自分のシンバルを機材としてシンバルを持っていない人も中にはいるかと思います。

ちなみに私はシンバルコレクターでMy機材としてシンバルを10枚以上持っています。

少々話題が逸れてしまったので、本題に入ります。

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【カタログを見て、自分の出したい音のイメージ近いものを試演して選べ】

ドラムメーカーと同じように、シンバルメーカーも意外と数が多いですよね。

SABIAN、PAISTe、Zildjian、Turkish、Istanbul、UFIP、MEINL、Bosphorus、小出~koide~、ざっと上げただけでもこれだけあります。

これだけメーカーの数もあって、さらにその中でも種類がメーカーによって3~4種類あったりします。

なので、いざシンバルを買おうと思ってもなかなか決まらないかもしれません。

そこで私がオススメするのは、まず楽器店にあるカタログを貰って、カタログを見ながら自分の出したい音をイメージしながら、実際に試演して選ぶということです。

慣れないうちは、楽器店に行って気になったものを片っ端から試演していくんです。

ほとんどの楽器店は店員に言えば、試演させてくれます。

そこで、自分の出したい音のイメージに近いものが見つかれば、予算を考えて購入すれば良いでしょう。

要は、本人の好みで選べという事です(笑)

あと、もう一つ選ぶ基準があるとすれば、自分の好きなドラマー、影響を受けたドラマーの機材を研究して同じものを買うのが、一番手っ取り早いです。

私もこのやり方でシンバルを買いました。

「憧れのあの人と同じシンバルが欲しい!」という思いで買い集めました(笑)

【それでも悩むときはプロユーザーが多い有名メーカーを】

池辺楽器の公式オンラインサイトによると、シンバルメーカーは先ほど挙げた9種類がありますが、楽器店やデジマートやサウンドハウス等のオンラインサイトに出回ってないものもあります。

なので、今回は、私が所有している機材や今迄多くのスタジオやライブハウスで叩いてきたシンバルの中でも、特に音が良く、プロユーザーも多い、SABIAN、Zildjian、PAISTeの3種類絞って簡単に特徴を挙げてみます。

恐らくどのメーカーにも共通することだとは思いますが、シンバルは主にThin、Midium Thin、Midiumの3種類があり、それぞれ厚みと重さが異なります。

Thinが一番薄くて軽い、Midiumが一番厚く重い、Midium Thinその中間ぐらいとイメージして頂ければ問題ありません。

音的には、Thin Crashは「シャーン」という良く通る明るく軽快な音で、Mideium Thin Crashも似たような音ですが、多少音の厚みが増します。

Midium Crashは、比較的音が硬めで「バァーン」という大きめのパワーのある音が出ます。

オーケストラのシンバルで使われているのは、恐らくこれでしょう。

スネアでも何でもそうですが、基本時に厚みと重みが増す程、音量と音圧が増すと考え貰えればOKです。

基本的に金物系は音が響くので、周りの音を潰さないという意味でも、私は歯切れ良くサスティーンが伸びるThin、Midium Thin Crashの音が好きですね。

次に、先程挙げたSABIAN、Zildjian、PAISTeの3メーカーの音をそれぞれ端的にまとめて比較してみたいと思います。

あくまで私個人の主観ですが、参考になれば幸いです。

【SABIAN(セイビアン)】

多分日本で一番有名なんじゃないかと思われる先進的シンバルメーカー。

スタンダードで王道なサウンドを提供してくれます。

日本人のプロユーザーが最も多い印象です。

数多くのスタジオやライブハウスのドラムセットにも使用されています。

Pearlで製造さているシンバルで、カタログにも掲載されています。

ちなみに私はPearl大好きユーザーなので、所有しているシンバルは全てSABIANで統一しています。

実際にPearlユーザーのプロドラマーの大半はSABIANを使っています。

ラインナップも幅広く安価な物から高級品迄あるので、きっと貴方に合った理想の音が見つかるはずです。

SABIAN | 公式サイト
SABIAN(セイビアン) - 時代の最先端を行く数々のモデルを生み出してきたシンバルのトップブランド。

【Zildjian(ジルジャン)】

通称、世界のZildjian

シンバルメーカーの中でも最も歴史が長く、シェアも世界No.1を占めている有名老舗ブランドです。

全体的に音が柔らかい印象で、特に「Kシリーズ」は人気でZildjianシンバルの中でも最高の音質を持っています。

河村カースケ智康さんがK Zildjianユーザーなので、どれだけ音が良いのかは、実際に彼のドラムの音を聴いて確認してみて下さい。

但し、Midium Crashになると音がかなり硬くなり、下手な鳴らし方をするとうるさくなりがちなので、賛否が分かれるかもしれません。

Zildjian
Zildjianの製品・サービス情報サイトです。時代に合った様々なシンバルやスティック・使用アーティスト・イベント情報をご紹介します。

【PAISTe(パイステ)】

この3メーカーの中で最も高級品で良い音がするシンバルです。

但し、作りが全体的に薄い為、割れやすいのが難点。

高いのと割れやすいのを除けば最高のシンバルだと思います。

特に「2002」シリーズの音は至高!

最初からブリリアント仕上げというのが見た目のカッコ良さを更に引き立てますね。

有名なユーザーはBON JOVIのTico Torres、最近だと、Bang Dreamのリアルバンドで有名なRoseliaの桜川めぐ、Raise A Suirenの夏芽ですね。

実際に叩いてみるとわかりますが、PAISTe2002は本当に良い音がしますよ。

Paiste Cymbals(パイステ シンバル) | モリダイラ楽器
Paiste Cymbals(パイステ シンバル)について紹介しています。モリダイラ楽器の公式サイトです。

以上、簡単な説明でしたが、私が個人的にオススメするのは、SABIANですね。

ラインナップも幅広いですし、価格もリーズナブルな物が多いです。

SABIANの中にもいろいろな種類がありますが、その中でも私がオススメしたいのは、SABIANの「AA」と「AAX」シリーズです。

何故なら、プロユーザーも多く、数多くのスタジオやライブハウスにも使用されているからです。

ロックが一番合いますが、ロック以外のどんな音楽にも使えるオールランドなシンバルです。

音域も中音域なので、他の楽器の音に埋もれることもなく、丁度良い所に納まってくれます。

【最後に】

如何でしたでしょうか。

今回は、シンバル選びについて書いてみました。

少しは参考になりましたでしょうか?

一番良いのは、自分の出したい音に近い物を買う。

もしくは、自分の尊敬しているドラマーと同じメーカー、同じシンバル買うという事だと思います。

カタログやメーカーのHPを見たり、実際に楽器店に足を運んで試演してみて、しっくり来たものを購入すると良いでしょう。

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