いまいちピンと来ないのであれば見てみよう、アイドルの世界など、お金を生み出す活動の数々を!!
「はじめに」
良く耳にする、「バンドは商品である」についてですが、
バンド活動する上でどうしても「商品」という部分に違和感を感じる方々は多いと思います。
振り切って「商品ではない、好きな事を、好きにやっている」というバンドも沢山います。
ですが、世の中には「売れたい」=「商品」という事を理解出来ていないバンドが沢山いますね。
「エゴ」を貫きたいのであれば「売れたい」という言葉は相応しくないのかもしれません。
勿論好きに色々やれて、尚、売れたいという理想を叶える事が100%無理という事でもないでしょう。
ですが、世の中には「商品」である事を受け入れても売れないバンドは沢山います。
自分のプライドや精神を、擦り減らしても叶える事の難しい世界。
ここで共通認識として「売れたい」=「商品」である事は間違いないとしておきたいと思います。
「アイドルのライブへ行ってみよう」
アイドルのライブへ行った事が無いバンドマンは、一度騙されたと思って行ってみてください。
そこで何がわかるのか。
「商品」について衝撃を受けます。
人によっては受け入れられないでしょう。
別に誰も悪い事をしているわけでは無くて、アイドルは皆「商品」である自分を理解しライブをしている。
そしてお客さんと接しているわけです。
「アイドルと一緒にしないでくれ」と思う人もいるでしょう。
けど、良く考えると、バンドマンにもアイドルにも、「売れたい」という同じ目標を持った方は沢山います。
この部分で見ると何も変わらない、同じステージに立っております。
これは昨今アマチュアでも盛り上がりつつある、「ダンスボーカルグループ」や「メンズアイドル」も全く同じですね。
ここでバンドマンの強みと、弱みを話したいと思うのですが、強みは「音楽を生み出せる」という事、そして「楽器の演奏ができる」という事ですね。
それ故に「楽曲提供」や「演奏サポート」の仕事も出来るわけです。
弱みを言うと、「商品になる」という意識を持ち辛いところでしょうか。
それは、曲を生み出している以上、曲を商品と考えてしまうからです。
曲を生み出している以上、「人畜無害で在りたくない」という気持ちが強く出てしまいます。
「商品としての在り方」
勿論楽曲は「商品」という認識で何も間違っていません。
バンド名分からないけど曲名だけ知っている、という事があり得る以上何も間違っていないんです。
ですが、「バンド」としてしっかり売れる為には、メンバー皆が人として「商品」になれる必要があるわけです。
昔からよく言われておりますが、バンドが売れる為に必要な事、それは「強みを3つ持つ事」です。
これは今も変わらず最低条件だと思います。
・とにかく曲がめちゃくちゃ良い
・歌がめちゃくちゃ上手い
・メンバー皆キャラ立ちが良い
この3つがもししっかり揃っていたら良いところまでいけると思います。
【ここでの注意点】
100人中80人がそれを思えるレベルまで持っていく事です。
8割という事ですね。
良く来てくれるお客さんだけに言われていてもそれは何も意味はありません。
これは難しい話ですが、界隈やジャンルを無視すると国民の8割を納得させるなんて、とてもじゃ無いですが難しいですね。
ここで大切なのが「界隈」、「ジャンル」です。
「ロックバンド好き」の総人口の8割だったり、V系であればその界隈の8割、アイドルであればその界隈の8割というわけです。
因みに東京ドームをワンマンライブで埋めようとすると、この条件をクリアした上で違うところからお客さんをえげつない程引っ張ってこないといけません。
めちゃくちゃ難しい話ですよね・・・
「最後に」
ここまで読んでみていかがだったでしょか。
最初の方で書いた「好きに色々やれて、尚、売れたい」という気持ちでやれるレベルでは無いと思いませんか?
そのやり方で、東京ドームでワンマンライブが出来るレベルのバンドになれたらそれは数十年に1人の天才が属するバンドでしょう。
文字通り、どの角度からみても簡単な話ではありません。
この記事を読んでいるバンドマンで「売れたい」と思っている方がいたら一度自分、そして自身のバンドと向き合ってみてください。
私は元々「売れたい」と考えていたバンドマンですが、この事に気付いた時メンバーに色々ヒヤリングを行いました。
そして「無期限活動休止」を選びました。
完全に「方向性の違い」というやつだったと思います。
それがわかった時、モチベーションを全て失いましたね。
「商品」というのは本当に難しい話ですが、「売れたい」と思っているバンドがいる事が未来のバンド文化の発展でもあると思います。
そんな希望の種が沢山あるうちにこう言った記事を書く必要があると思って書きました。
是非参考にしてもらえたら嬉しいです。
という事で今回はここまで!
読んでいただき本当にありがとうございました!
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