エレキがうまくなりたいならアコギを弾こう!

ギター関連
この記事は約4分で読めます。

エレキギターが持つ音のインパクトと華々しさに比べると、アコースティックギターはどうも地味で、バンドの中でもボーカルがおまけに弾くようなイメージがある方も多いと思われます。

実際、いきなりエレキギターを買う方も多いでしょうし、最初はアコースティックギターを買ったとしても、コードをある程度覚えたらすぐにエレキに乗り換え、「うわ、弦が柔らかくて弾きやすいじゃん!」と感動し、それからはずっとエレキ、という方もいるでしょう。

しかし、エレキギターの技術を磨きたいならアコースティックギターも並行して弾き続けることをお勧めします。

今回はその理由を三つ上げたいと思います。

1、演奏が安定する

ずっとエレキを弾いていて、たまにアコースティックギターを手にすると、その弦と固さと太さに驚くでしょう。

おまけにずいぶんと力を使うため、すぐに指と手首が疲れてきて、弾くのが億劫に感じるほどかもしれません。

車にたとえるならエレキはオートマ、アコギはマニュアルといったところでしょうか。

実は、アコギを経由せずに、すぐにエレキから始めたギタリストの演奏は、かなり雑になりがちです。

実際、オーバードライヴをかけて演奏していると、ある程度のごまかしがききますし、正確でなくてもノリで突っ切ってしまえるところがあります。

耳の肥えた人ならば、「あ、こいつはあまりアコギを弾いたことがないギタリストだな」と見抜いてしまえるものです。

アコギは力を使う分、より正確なフィンガリングとピッキングをしなければまともな演奏になりません。

ですので、しっかりとアコギも弾けるギタリストは、エレキにおいても安定した、正確な演奏ができる傾向があります。

ぜひ世の中の名ギタリストのアコギの演奏を聴いてみてください。その美しいトーンと技巧に驚かされるはずです。

2、新しいスタイルを開拓できる

アコギの名手が弾くインストゥメンタルのソロ曲や、弾き語りの曲をコピーしてみてください。

エレキではほとんど弾く機会がない複雑な和声のパターンが多い事に気づかされるでしょう。

バンドならベースとギターの二本で弾くようなアンサンブルをアコギ一本で弾いてしまうような曲は多くあります。

そのような演奏をエレキで応用してみると、今までとは一味違ったスタイルを開拓できるかもしれません。

また、演奏しないとしても、アコギの演奏を積極的に聴くのも手です。

スパニッシュやカントリーにはアコギの超絶技巧派とも呼べる名手が何人もいます。

その演奏を聴くだけでも目からうろこの体験になるはずです。

特にエレキでの自分の演奏に限界を感じている方は、思い切ってアコギの練習に励むことをお勧めします。

3、メンタル面での「いやし」になる。

かつて、グランジロックの名バンドと呼ばれた、スマッシング・パンプキンズのギタリストであったジェームズ・イハは、インタビューでこんな事を語っています。

長いツアーが終わり、一番したくないことは、エレキギターをマーシャルにつなぐことだ

エレキギターの音とロックのリズムは人の感情を高ぶらせる効果があります。

それはロックの良い面でもありますが、やはり感情が高ぶると、その反動で疲れる事もあるのです。

ジェームズ・イハのソロアルバム、「レット・イット・カム・ダウン」(1998年リリース)は今でも語り継がれている名盤ですが、このアルバムには彼がエレキを爆音でかき鳴らし続ける事に疲れた時、アコギにいやしを求める中で生まれた、アコースティックの優しい楽曲が多く収録されています。

時にはエレキを脇に置き、ゆったりとしたアコギの曲を奏でることは、演奏技術の向上だけでなく、メンタル面の安定につながります。

そして感情がリフレッシュされると、また新鮮な気持ちでエレキを楽しむことができるでしょう。

ジェームズ・イハ

まとめ:

エレキがうまくなりたいなら、アコギを弾くと良い三つの理由

1、演奏が安定する

2、新しいスタイルを開拓できる

3、メンタル面での「いやし」になる

自分の演奏だけでなく、バンド全体がマンネリ化しているように感じる時もあるはずです。

そんな時はアコギに持ち替え、違うスタイルに挑戦してみるのも手です。

勢い任せではない「大人な」演奏を身に着け、聴く人の耳を唸らせるギタリストを目指してみてください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました