ギタリストのみなさん、たくさん練習しても全然弾けないフレーズはありませんか?
例えば、ゆっくりなら弾けるのに、テンポを上げると歯が立たないということも多いですよね。
フレーズが弾けない原因として、真っ先に思いつくのが技術不足です。
また、コピーの場合、オリジナルのギタリストの手クセが強かったり、手の大きさが極端に違ったりすることも、原因として考えられます。
しかし、あるポイントを見直すと、それまでどうしても弾けなかったフレーズが簡単に弾けるようになるケースがあります。
今回は、そのポイントをご紹介します。
弾けないフレーズで悩んで挫折してしまう前に、ぜひ読んでみてください!
1. 見直すべきポイント
楽器の状態
弾き方を見直す前に、まずはギターの状態をチェックしてみましょう。
弦高
弦高が高いと、押弦に力が要るため、速弾きには不利です。
ハードロックやメタルを弾きたい場合は特に、低めに調整することをおすすめします。
ただし、低すぎると、音が詰まったりビビったりしてしまうので、注意してください。
ちなみに一般的には、12フレットの1弦が1.5mm、6弦は2mm程度が適正だと言われています。
人それぞれ、ギターそれぞれで弾きやすい弦高が異なると思うので、数字は参考程度に調整してみてください。
弦のゲージ
Light以上のゲージがおすすめです。
Extra Lightなどの細い弦には、チョーキングがしやすいなどのメリットがありますが、テンションがゆるいためピッキングにわずかなタイムラグが生じてしまいます。
このタイムラグは、速弾きには特に大きな影響があるので、太めの弦をおすすめします。
フォーム
左手
親指の位置が重要です。
パワーコードやバレーコードの時は、ネックの裏。
変な方向に力をかけないために、人差し指と平行の角度に置きます。
それ以外の時は、ネックを握る形です。
フレーズによって、臨機応変な対応は必要ですが、この基本の形を頭に入れておくと、余分な力が抜けてスムーズに弾くことができます。
右手
ギターのボディに小指を添えると、ピッキングが安定します。
これは、リードを弾く際に非常に有効です。
今まで小指を浮かせて弾いていた方は、小指を添えるだけでグンと弾きやすくなると思います。
慣れるまで、少し練習が必要だと思いますが、ぜひやってみてください。
ピッキング
オルタネイトピッキングは、アップから入るのか、ダウンから入るのかで、難易度がまったく異なる場合があります。
もしくは、オルタネイトピッキングをエコノミーピッキングに変えると、難易度が下がる場合があります。
これは、弦移動の関係で、フレーズによってどのパターンが弾きやすいかが異なるので、いろいろ試して最適なピッキングを見つけてください。
また、本来はレガートのフレーズをフルピッキングに、フルピッキングのフレーズをレガートに置き換えてみるのもおすすめです。
ポジション
縦に行くのか、横に行くのかで、難易度が変わります。
(縦ペンタ、横ペンタという言い方をしますよね。)
また、一概には言えませんが、弦移動をなるべく少なくすると、難易度が下がります。
ただし、ポジションを変えると“鳴り”も変わるので、そこの兼ね合いも見ながら、ピッキングと同じように、弾きやすいポジションを探してみてください。
2. ポイントをおさえるコツ
動画を観る
コピーをする場合、ぜひオリジナルのギタリストのプレイをよく観察してみてください。
フォームやポジションなど、最適解で弾いているはずなので、参考になります。
私も以前、音源のみを参考にコピーをしていてどうしても弾けないフレーズがあったので、ヒントが欲しくて動画を観たことがありました。
すると、親指の位置が違うことに気づき、すぐに弾けるようになりました。
それ以来、なるべく動画もチェックするようにしています。
自分の演奏を客観的に観察する
鏡を見ながら練習したり、録画をしたりするのがおすすめです。
やみくもに数をこなす練習ではなくて、しっかりと見直すべきポイントをおさえた練習をすると、上達が早いと感じます。
まとめ
ギターは練習あるのみですが、以上のポイントをおさえると、グッと上達すると思います。
どうしても弾けないフレーズでお悩みの方は、ぜひ参考にしていただけるとうれしいです!
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