今回はベースが担うバンド内での役割やおすすめのベースブランドについて紹介します。
⚫ベースは縁の下の力持ち
スマホやパソコンのスピーカーで音楽を聴く人が増えています。
このようなスピーカーは低音がカットされるため、一般リスナーにはあまりベースが聴こえていません。
ベースはとても切ないポジションなのです…。
しかし、低音のない音楽なんてありえません!
低音のない音楽はアンサンブルがしょぼく聞こえるだけなので、ベースは欠かせないのです。
特にライブで鳴らすベースの音域は、最も「体に響く」パートなので、初めてライブに来た人が「ベースかっこいい!」となることは珍しくありません。
縁の下の力持ちなのです。
⚫ベースの定番ブランド
以下に紹介するベースは、プロミュージシャンも利用しているため「間違いが起こりにくい」ブランドです。
・フェンダー
海外のブランドですが「フェンダージャパン」という日本のブランドが確立されているため、日本人からの信頼も高いです。
メロコア、パンク関連のベーシストから愛用されているモデルに「プレシジョンベース」があります。
セックスピストルズのシドヴィシャスが使っていた影響で人気が爆発しました。
人気モデルといえば「ジャズベース」も外せません。
プロミュージシャンの所有率ナンバーワンと言っても過言ではないモデルで、どんなジャンルにも対応するサウンドメイクのしやすさが魅力です。
・ミュージックマン
Red Hot Chili Peppersのフリーが利用していたことで人気が爆発したブランドです。
Red Hot Chili Peppersはミクスチャーバンドということもあり、
・レイドアゲインストザマシーン
・Dragon Ash
・ORANGE RANGE
などのミクスチャーバンドも好んで使っています。
ちなみにバンド漫画「BECK」でベースを担当する平君が使っているベースもミュージックマンです。
平君のベーススタイル的に、作者はフリーをモデルに描いたことが想像できます。
フリーのプレイはスラップを活用したバキバキなサウンドですが、実際はどんなジャンルにも対応できるオールラウンドなベースです。
・ワーウィック
フェンダーやミュージックマンに比べると知名度が劣るブランドですが、品質の高いベースを多くリリースしており、プロの間では評価が高いです。
1982年にドイツで設立され、1984年にリリースされた「Thumb」というモデルが世界的にヒットしてシェアを広げました。
1986年にリリースした「Streamer StageⅡ」もヒットを記録して、過去たる地位を築いたのです。
ベースを所有していて困るのが「ネックの反り」。
ベースはギターより弦が太いため、ネックにテンションがかかりやすく、メンテナンスを怠るとすぐに反ってしまいます。
特に梅雨時は湿気もあって反りやすく、サウンドがビビってしまうのが厄介です。
ワーウィックは、頑丈な素材を使っているため、滅多なことではネックが反りません。
メンテナンス慣れしていない人でも気が楽です。
ネックが反りにくいということは、チューニングが安定しやすいのも見逃せないポイント!
MCなしでぶっ通しのライブをするバンドはチューニングする暇がないので、ワーウィックを導入すると良いですよ。
ちなみに、サウンドは「立ち上がりの良さ」が魅力です。
メロディー志向やテクニカル志向のベーシストが手に取ると良いかもしれません。気になる方は、楽器店で試奏してみてください。
⚫まとめ
今回は、ベースの魅力とブランドに迫ってみましたがいかがでしょうか?
地味な存在だからこそ、ステージでは目立ちたいところ。
かっこいいベースを手にとって、ライブでは誰よりも目立っちゃいましょう!
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