引き算すれば良いんじゃないの?!引き算が効果的な時、それは足し算を極めた後である!
「はじめに」
こんにちは。
今回は良く耳にする「引き算した方が良い」という言葉に対して勘違いが起こってしまったり、ただ言われた通りに引き算だけして、何故引き算をしないといけないのか理由も分からずにいる状態、そして正しく使えば絶大な効果を生む「引き算」をより効果的に使ってもらう為の記事を書いていこうと思います。
皆さんもバンド活動をしていると「引き算」という言葉を良く聞きませんか?
これは楽曲に対してもそうですし、ステージパフォーマンスに置いても言える事ですね。
「エゴ」や「やりたい事」を詰め込んでしまいがちなのです。
承認欲求が強いジャンルは特にそうですね。
バンドだけではなく絵を書く人、役者やスポーツマン等も同じです。
だから練習すれば練習する程得ていく知識や技術を多用していってしまう。
悪いことでも無いし、当たり前だと思います。
目指している目標や理想像がしっかりしている方こそ陥る部分ですので、逆にしっかりビジョンが見えている分優秀だと思います。
ですが、もっと優秀になれるとしたらどうしますか?
そりゃなりたいですよね。
今回は「足し算」がいかに大切か。
そして、その先にある「引き算」をどれだけ物に出来るかを書いていこうと思います。
「足し算を極める理由」
足し算が出来る人間は「理想を持っている人」、「勤勉」、「練習を沢山する人間」になってきます。
意識が高い人達ですね。
これは最低条件です。
まず、意識が低い人間は足し算なんて出来ません。
ですが、逆に足し算を出来ないバンドマンなんて居ないと思います。
基本意識は高いので。
この理由というのは簡単で、足し算を極めないと「引き算」する場所が無いからです。
わかりますか?
0以下の数値は無いと仮定して、どんどん足し算を極めていき、「+50」くらいの足し算が出来るようになったとします。
この「50」という足されていった物の中から要らない物を排除していくのが「引き算」の一番効果的な方法です。
元々0だったの引き算したってただのマイナスですよね。
それじゃ意味がわかりません。
極めた「50」の足し算からどれを引き算すれば一番「ライブにとって」、「楽曲にとって」良いのか考えて排除する。
どんなに足し算してもグラスから水は溢れますが、どこまで水面張力のギリギリを責められるかだと思います。
「何故足し算をした後引き算をするのか」
「水面張力のギリギリを責められるか」と先ほど書きましたが、これは足し算をしている時期に自分たちの世界観を構築している作業になります。
この世界観を引き算して、ギリギリを攻めることにより、「外へ放出したい」という気持ちが出ます。
それは圧縮された高密度の世界観なんですよね。
意味わかりますか?
その抑えつけられている世界観が濃ければ濃い程お客さんに強く伝わります。
「従来の引き算への考え方」
普通の引き算の話をします。
「詰め込みすぎていてよくわからないから引き算した方が良い」という感じでしょうか。
これは色んなレベルの差があっても「ごちゃごちゃ」していたら全てのバンドに言えてしまう事ですね。
結局その「ごちゃごちゃ」になっている理由が何なのかという部分を考えないといけない訳ですが、単純に引き算するだけじゃ何も効果が無いよという事が言いたいです。
理由も考えず「ごちゃごちゃしてるらしいから引き算しよう」だと薄っぺらくなってしまうだけです。
「まとめ」
自分が培ってきた「技術」、「知識」、「理想像」というものをもっと効果的にしてくれるのが「引き算」です。
しっかり「問題点」、「理由」、「改善方向」、「排除選択」を考えられるくらい足し算を構築していきましょう。
今回はここまで!読んでいただき本当にありがとうございました!
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