ヴィンテージ楽器は偽物多数‥本物を手に入れる方法。

ギター関連
この記事は約5分で読めます。

ミュージシャンなら一度はほしい!と憧れるヴィンテージ楽器

fenderなどの人気ブランドのビンテージ楽器は多くのプロミュージシャンが愛用し、いつかは手に入れたいと思っている方もたくさんいるのではないでしょうか。

しかし…販売されているヴィンテージ楽器の中には数多くの偽物が紛れ込んでいます。

人気ブランドのヴィンテージ楽器は高額で取引されているので特に偽物の流通が多いです!

私も騙されたうちの一人であり、楽器に愛着があった分、それがわかった時の絶望感は半端ないものがありました。

「それも勉強代だ」という意見もありますが、値段が値段ゆえ勉強代ではすまないことも多々あります。

そんな思いをする人が一人でも減るように、偽物を掴まされない方法を私の経験から発信させていただきます。

スポンサーリンク

1.直感よりも知識が大事

私が10代の時、憧れていたFenderのヴィンテージベースを買うために必死で貯めたお金を握り締めて一人田舎から東京へ。

初めての東京で右の左もわからないまま、たくさんのお店を回ったがピンと来るものがなく、あきらめかけていたその時にたどり着いた楽器屋。

その中で一本のベースが輝いて見えました。

75年製のベースを試奏してこれだと確信。

直感が示すまま持っていたお金をすべてその楽器の購入に充てました。

数年後に出会ったヴィンテージ楽器に詳しいリペアマンにその楽器をメンテしてもらったところ衝撃の一言が。

「これ、多分偽物掴まされていると思う。」

詳しく調べてもらったところネック、ピックアップ、金属パーツなどはすべてその年代のものでしたが、ボディだけが粗悪なモノに入れ替わっていました。

おそらく本物のボディは粗悪なネックにロゴを貼って売り捌いたのでしょう。

当時は楽器に対する知識も浅く、楽器店で売っていうものが偽物だなんて疑うことはありませんでした。

私は思いました。

「ちゃんとその年代の特徴を知っていればこんな気持ちにならずに済んだのに。直感だけではダメだ。」

直感を信じることは時に大事です。

しかし時に間違っていることがあることを忘れてはいけません。

2.信頼できるヴィンテージ楽器専門店を見つけましょう。

信頼できないお店では買わない。

これが一番重要です。

偽物は私たちを欺くために様々なことをやってきます。

相当の目利きにならないと自分一人でそれを判断することはできません。

目利きには偽物も本物も含め相当な数の楽器を見てきた経験が必要です。

それは楽器屋さんの店員でも同じ。

店員さんでもわからないなんてことはザラにあります。

ヴィンテージ専門で扱っているいいショップは、そもそものヴィンテージ楽器を取り扱ってきた本数が桁違いです。

その分経験も知識もあり、とても詳しくその年代を証明する証拠を事細かに説明してくれます。

バンバン質問しても、ヴィンテージのことなら任せろ!と言わんばかりにショップ側も知識をたくさん教えてくれます。

自分の知識として吸収していけば自分自身の目利き力も上がっていきます。

質問していくうちにショップさんもあなたがどんな楽器が欲しいかわかってくれるようになり信頼関係が生まれて、きっとあなたが探す究極の一本を用意してくれるでしょう。

ヴィンテージを買うにあたってこんなに心強い味方はいません。

私がお世話になっているショップのオーナーさんに「失敗しないように新しい楽器を購入したい」と相談した時は、一緒になって全世界から究極の一本を探してくれました。

その際もたくさんの楽器に対する知識を教えていただき、数年たった今でもいい関係を築けています。

ちなみにオンラインなどで紹介されている楽器に関しては、ネックとボディのジョイント部分を外した写真を公開していない楽器は信用しない方がいいでしょう。

なぜならそこに本物を見分ける情報がたくさんあるからです。

ネックデイトのスタンプだったり、ボディの塗装が一度剥がされているかどうかなどの大切な情報がそこ部分に詰まっています。

本当にいいショップはその部分も絶対に公開しています。

また、購入して終わりではなくリペアや調整をの面倒を見てくれるところが多いです。

楽器を扱う上で調整は必要不可欠なもの。

専門家に調整してもらえると非常に安心ですよね。

3.各年代の特徴を知ろう

各年代にはその時にしか使われなかった様や、特徴があります。

例えば、ネックのシェイプ、使われている木材、ポジションマーク、ペグ、ロゴ、など様々なパーツから年代の判別が可能です。

メーカーによってはピックアップにも製造番号が記載されていたりしますのでそこから判別することもできます。

大手メーカーは各年代のシリアルナンバーを公開していますのでこちらも一つヒントにしていただければと思いますが、シリアルナンバープレートの番号だけで判断してはいけません

それ以外が偽物の可能性もあるのです。

各年代のメーカーごとの仕様はかなり細かくなるのでこちらでは割愛しますが、ググればすぐにでてきますので気になる楽器があったら調べてみてください。

少しでも疑問に思うことがあれば一旦ためらった方が吉です。

解決するまで調べましょう。

まとめ

信頼するショップを見つけて正しい知識を身につける。

そうすれば自ずと偽物をつかまされることはなくなります。

こうやって私は確実に「本物のヴィンテージ」を手に入れることができました。

見つけるまでは大変だけど、今後の人生に影響を与えてくれるまさに一緒モノの出会いになります。

いいショップに出会い、正しい知識を得て本物のヴィンテージサウンドを手に入れましょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました