ギタリストとして「オリジナリティ」を出したい!!
多くの方が思うことですよね。
…。
「オリジナリティ」とは何なのでしょう?
どのように生み出すものなのでしょう?
この抽象的な疑問に対する答えは人によってさまざまで、「才能」とひとくくりに考えることもできます。
確かに中には、「才能」で生み出してしまう人間もいるのかと思います。
ですが、基本新しいことは何かと何かの融合で生まれるものです。
今回は、オリジナリティはどのように生み出すことができるのかをギタリストの目線で解説していきます。
オリジナリティの生まれ方
新しく生まれることのほとんどは、何かと何かの融合です。
これは音楽でも同じです。
いろいろなジャンルが融合することにより、新しい音楽が生まれてきたのです。
わかりやすいところ、『フュージョン』という音楽はその名の示す通り、様々な音楽の融合で生まれたものです。
根幹はジャズにありますが、そこにラテンやロックなどの多ジャンルの要素を加えているのです。
このようなことは最近のJPOPなんかでも頻繁に起こっています。
「Bメロだけジャジーな雰囲気がする」
「アイドル曲なのにEDMのようなサウンドが使われている」
などなど。
音楽ジャンルや楽器だけではありません。
例えば『ベイビーメタル』。
女性アイドルとメタルの融合により成功をおさめました。
芸人とパリピ。『EXIT』
テクノロジーとアート。『プロジェクションマッピング』
などなど。
私たちが普段「新しい」と感じることの多くは2つ以上の融合によって生まれているのです。
演奏にオリジナリティを出すには
さて、ギタリストとして活動していくには演奏能力を極めていくか、自身のバンドを売り出していかなければなりません。
両方の場面で「オリジナリティ」を持っている人は強いですよね。
ギターの練習を皆さんはどのようにしているでしょうか?
多くの人が、好きなバンドの音楽から練習を始めているのではないでしょうか。
僕もBUMP OF CHICKENから始めました(笑)
最初はそれでいいのですが、何年たっても好きな邦ロックのコピーだけでは「オリジナリティ」を出すという点で少し弱く感じます。
融合させるものがないからです。
すべてを極めろというわけではありません。
あなたの得意とするジャンルをもちつつ、並行して他のジャンルを練習していくのです。
そうすることで、最初は意識的に、慣れてきたら無意識的にあなたのプレイにいい影響を与えます。
アイデアの引き出しを増やしていくイメージです!
先ほどの『フュージョン』のように、何かあなたのもととなるジャンルの中に、さまざまなアイデアを付加していくのです。
弾く練習だけでなく、聞くことも大きな力を発揮します。
・ロック好きがジャズを聴くことで、難しいコードアプローチのアイデアを発見
・Jpop好きがEDMを聞くことで、サビへの導入のヒントが見つかる etc.
他の音楽にふれるだけであなたの創造の可能性は無限大に広がります。
それは、独創性。オリジナリティです。
今も活躍しているプロのギタリストの方々は、基本いろんなジャンルに精通しています。
それらを掛け合わせて、その人らしいギタープレイを作り出しているのです。
Jpop系ギタリストでもよくあります。
「ルーツはカントリーギターなんです」とか、
「クラシック出身なんです」とか。
一つのジャンルを追求していくことは非常に素晴らしいことですが、時に様々な音楽からいいエッセンスを抜き出し、あなた色に変えていくことも必要ではないでしょうか。
まとめ
何か新しいものは、何かと何かの融合によって生まれます。
ギタープレイでオリジナリティを出していきたい場合は、様々なジャンルを練習・視聴することをおすすめします。
そこで得た技術や特徴はあなたのアイデアの引き出しとなり、あなた自身の意思で融合させることができます。
誰かが、イヤホン越しに耳にするギターを聞いて、
「あ、○○さんのギターの感じがする!」なんていわれたら最高ですよね!
○○の中にあなたの名前が入る日を楽しみにしています。
そして、僕も入りたい!
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