オクターバー”BOSS OC-2 Octave”と”BOSS OC-3 Octave”の違いについて徹底解説

ギター関連
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オクターバーの名機としてBOSS OC-3 Octaveがあり、ギタリストベーシスト問わず人気です。

BOSSでは前製品としてBOSS OC-2 Octaveがあり、こちらも根強い人気を誇ります。

2つはどのように異なるのか解説していきますね。

【そもそもオクターバーとは】

オクターバーは原音に対して1~2オクターブ下の音を重ねたり、下の音のみを鳴らすエフェクターです。

ギターの使い方として

・単音やソロをユニゾンで弾く事で音に厚みを持たせる

・12弦ギターのような音作りが可能

ベースの使い方として

・低音域を鳴らし、通常では得られない重厚なサウンドを得る

・ファズや歪みと合わせて使用し、シンセ風の音を得る

等がありますね。

オクターバーにも多くの種類があり、単音だけでなくコードでも可能なもの、ベースの低音域にも対応するもの等様々です。

【BOSS OC-2 Octave】

こちらのオクターバーは1982~2005年まで販売していたものの、現在生産中止です。

その為中古品を探す必要がありますが、未だに根強い人気を誇っています。

マニアックな話ですが初期の機器はOctaver、それ以降はOctaveと表記されています。

Octaver表記の方がレアという事で高く取引されているのです。オークション等で値段が異なる場合はこの表記の違いだと思うので、チェックしておきましょう。

ツマミは3つとシンプルです。

OCT2:2オクターブ下のエフェクトの調整

OCT1:1オクターブ下のエフェクトの調整

DIRECT LEVEL:原音の音量の調節

ギタリストの愛用者は

・Char

・バディ・ガイ

・ゲイリー・ムーア 等他多数

ベーシストの愛用者は

・グッドモーニングアメリカのたなしん

・PinoのPalladino

・The PoliceのSting等ですね。

【BOSS OC-3 Octave】

こちら2003年から販売されており、OC-2には見られない多機能さが人気です。

販売から15年以上経つものの、愛用者は多いですね。

モードは3種類あります。

OCT2モード

1オクターブ、2オクターブ下までエフェクトをかける。こちら和音(単音のみ)対応です。OCT2モードは名前の通りOC-2 Octaveを継承したものになっています。

ポリフォニックモード

コード弾きに対応し鳴らした音全てにエフェクトをかけます。1オクターブ下まで対応です。こちらベースでも一応対応していますが、基本ギターで使うモードでしょう。

ちなみにポリフォニックモードが導入されたオクターバーは当時はOC-3が世界初でした。今では様々なオクターバーに導入されていますね。

ドライブモード

歪みを加えます。ファズのような音が特徴で飛び道具的なシンセサウンドを作る時に重宝します。エフェクトがかかるのは1オクターブ下まで対応です。

これらのモードはMODEツマミで変更。

2時の位置:ポリフォニックモード

12時の位置:OCT2モード

10時の位置:ドライブモード

となっています。

ツマミはMODEツマミを含めて4つです。

DIRECT LEVEL:原音の音量の調整

OCT1 LEVEL:エフェクトの音量の調整

RANGE:オクターブがかかる音域の設定

となっています。

RANGEを調整して低音域や高音域にエフェクトをかける事が出来るので、ギターやベースに合わせて設定出来ます。こちらOC-2にはない機能でした。

あと愛用者からよく聞かれるのが、スイッチの切り替え時に無音になる時がある事です。切り替えのタイミングには注意が必要です。

ギタリストの愛用者は

・雅-MIYABI-

・布袋寅泰

ベーシストの愛用者は

・King Gnuの新井和輝

・RushのGeddy Leeらがいます。

【それぞれの特徴とエフェクターの選び方は?】

紹介でわかる通り、2と3は全く別のエフェクターと言っても問題ありません。

多機能性から言えばOC-3 Octaveが圧倒的に優れています。

ではどちらを買えば良いかと言われたら、一概にどちらが良いとは言えないのですね。

出したい音によって変わってくると思います。

幾つか違いを紹介しましょう。

特徴① 回路の違い

OC-2 Octaveはアナログ回路、OC-3 Octaveはデジタル回路となっており、両者の最大の違いです。

アナログ回路は自然に雑なエフェクトがかかり、独特の温かみのあるエフェクトがかかります。

デジタル回路の方が反応速度が圧倒的に良く、音もクリアに聴こえます。

OC-2は暖かい音色、OC-3は締まった音色となっています。

またOC-2はOC-3に比べると太い音が出る為、リフ等を目立たせるならOC-2の方が相性が良いですね。

OC-3はOC-2に比べると音はクリアに聴こえる他、コード弾きやシンセサウンドを生み出すのに良いでしょう。

特徴② 操作性の違い

操作が楽なのはツマミやモードが少ないOC-2です。

OC-3はツマミとモードの豊富さに加え、インプットとアウトプットにも違いがあります。

インプットが2つあり、ギターとベース用に分かれています。ベース用のインプットに通す事で、ピッチや歪みもベースに合わせてくれるのです。

アウトプットはOUTPUTとDIRECT OUTに分かれています。オクターブサウンドのみ、双方を同時に鳴らすかを選択できます。

設定を細かく調整するのが大変ならOC-2がオススメです。そしてベースでオクターバーを使用するならOC-3がおススメです。

特徴③ 電力の違い

OC-3は50mAですが、OC-2はたったの4mAです。消費電力が少ない為、操作性はOC-2の方が安定します。

もしOCT2モードしか使用しないなら、OC-2を購入するのが良いでしょう。

OC-3を使用してシンセサウンドを得る場合、プリアンプや歪み系エフェクターが新たに必要かもしれません。そんな時は消費電力が更にかかる為、スイッチャーを導入する等の対策が必要です。

【まとめ】

結論としては最大の違いは回路であり、

温かみのある音を希望するならOC-2。

機能面を重視するならOC-3という事になります。

新しければ良いという事ではないのが、エフェクターの奥深いところですね。

今回の記事がオクターバー選びの参考になれば幸いです。

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