はじめに
何気なく街やテレビで耳にしたギターの音がキレイな時ってありますよね?
きちんと聴いてみると、深くコーラスがかかっていたりして思わずウットリしてしまいます。
私自身もギターにコーラスを常にかけっぱなしにしてしまうくらいのコーラス中毒者です。
個人的にアーティストが使っていたのに憧れているのもありますが、単純に音が好きなのです。
何気なく使われることも多いコーラスですが、今回はその効果やおすすめのコーラスエフェクターをご紹介したいと思います。
そして、コーラスについてさらに知っていただけば嬉しいです。
コーラスの効果は?
コーラスは原音を2つに分け、一方はそのままで遅延させて、もう一方はピッチを揺らすという原理に基づいています。
音に独特な煌びやかさを付加できることから数多くのプレイヤーに昔から愛されています。
透明感を出したい時に使うとまさに、効果大でしょう。
厚みを持たせつつもクリーンな感じにできるのはコーラスの大きな魅力です。
まさにギターのサウンドを一変する魔法のエフェクターとなっています。
なので、今日も多くのプレイヤーの足元に組み込まれ続けているのです。
どんなプレイに合うのか?
主にアルペジオの際に使うと効果が大きいと思われます。
アルペジオの音の広がりをさらに豊かにしてくれます。
バンドアンサンブルの表現力を引き上げてくれるのは、言うまでもないでしょう。
デプスやレートの設定を極端に大きくして、飛び道具にしても面白いでしょう。
かなり際どい音が出るので面白いです。
単音フレーズにかけることで、一気にユニークなサウンドを作り出せます。
裏ワザとしては、かけっぱなしにして、コーラスの音の厚みを出すのもテクニックとしてアリです。
使い方次第で堅実的なプレイから、トリッキーなプレイを可能にする万能さがコーラスのエフェクターのウリです。
おすすめのコーラスエフェクター①
「Electro-Harmonix / Neo Clone」を最初におすすめさせていただきます。
多くの著名ミュージシャンから人気の高い「Small Clone」をリファインしたものになっています。
サイズが小さくなり、筐体も頑丈になったことから、さらに使いやすくなったのが大きいです。
気軽にボードに組み込みやすいのは嬉しいですね。
コントロール類も非常にシンプルな造りであることからも、初めてコーラスを買う方にもおすすめの一品になっています。
おすすめのコーラスエフェクター②
次におすすめするのは、「Strymon / Ola Chorus & Vibrato」となります。
高級空間エフェクターの代名詞となりつつあるStrymonの製品です。
デジタルエフェクターですが、アナログコーラスの回路を緻密にシミュレートしているのが特徴的です。
スタンダードな音色の「Chorus」、ディレイ音を3層にして揺れを生む「Multi」、ヴィンテージのビブラートを再現する「Vibrato」があります。
3つのモードを使い分けることで、多彩な音作りが可能です。
高級なエフェクターではありますが、その値段に見合った性能を発揮してくれるでしょう。
番外編 JC-120のコーラスも試してみよう
スタジオ、ライブハウスに常設されているJC-120ですが、そのコーラス機能を皆様はお使いになったことがありますでしょうか?
JC-120は片方のアンプとスピーカーはギターのダイレクトな音を、もう片方のアンプとスピーカーはピッチを揺らせた音を出力します。
空間上で混ざり合った2つのサウンドから生まれるコーラス音はものすごく綺麗で、クセになります。
世界初のコーラスエフェクターである、BOSS Chorus Ensemble CE-1は、JC-120のコーラスの構造をモデルに作られています。
そういった所からも、JC-120のコーラスのレベルの高さが窺えるでしょう。
まとめ
ギターのクリーンの音を綺麗にする方法は数多く存在しますが、コーラスエフェクターであれば、手っ取り早くておすすめです。
各ブランドから様々なものが売られているので、購入して試すのがいいと思います。
JC-120などアンプに内蔵されているものを試すのもいいでしょう。
是非、コーラスの音をバンドアンサンブルに取り込み、より豊かな表現をできるようにしてみましょう。
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