モニタースピーカーとは?
モニタースピーカーと普通のスピーカー何が違うのかと多くの方は思われることだと思います。
おそらく皆さんが言う「普通のスピーカー」とは鑑賞用のスピーカーを指していると考えられます。
鑑賞用のスピーカーとは、主に家電量販店で売られている、テレビやオーディオ売り場にあるようなものです。
私も鑑賞用のスピーカーは、家電量販店などに行った際には試聴しますが、本当に聴き心地の良い臨場感のある音だと感じます。
しかし、我々音楽に携わるもの、鑑賞用のスピーカーを使うのは基本的にN Gで、モニタースピーカーを使うことが基本中の基本なのです!
なぜかと言えば観賞用スピーカーは、大方どんなにまずい音でも、良い音やいわゆる「それっぽい本格的な音」に聞こえるように設計しているのです。
本来の楽器の録音した音が忠実に再現されるのではなく、人間の感情が揺さぶられるような、そんな音に観賞用スピーカーはどんな音も変換していくのです。
わかりやすく言えば、”無添加のモニタースピーカー“、”添加物の入った観賞用スピーカー“と言ってもいいでしょう。
オススメのモニタースピーカー
今回ご紹介するスピーカーは、ベリンガー社製のモニタースピーカー「MS16」という商品です。
多くのモニタースピーカーが存在し、価格帯は数百万円するものもあれば、数千円で変えてしまうものまで様々あり、今回の商品は1万円ほどで購入できます。
オススメする理由
1. 導入しやすい
初めてDTMを始められる方やDTMはしないけれど、楽器を弾いたりするときにスピーカーが必要な方もいらっしゃると思います。
おそらくそういう方は、他の機材などにお金をかけたく、なかなか本格的なモニタースピーカには手が出せないと思います。
プロが使う本格的なモニタースピーカーであれば、概ね10万円前後から販売していますが、そのお金があるならば、他の機材を新調したいですよね。
私は主にギターをしますが、10万円あったらエフェクターをたくさん買いたいです。
このように、スピーカーは必要だけれどもなかなか手が届かない、でも高品質なスピーカーが欲しいという方は結構多いと思います。
私もこのスピーカーを5年以上使っていますが、特に不具合が今までなく順調に音が出ています。
むしろ使い込んでいくうちに、クセのある音がマイルドになって来て、音楽を制作するにあたり信頼のおける、相棒のような存在です。
現在メインでは別のスピーカーを使っていますが、トラックダウンの際には聴き慣れた、愛着のあるこの「M S16」を通した音もチェックします。
2. 環境に合わせた音作りができる
おそらく多くの方が自宅に防音設備や音響設備が整っていないと思います。
部屋ごとにクセがあり、「この部屋はよく低音が響くけれど、ボーカルがある中音が聞き取りづらい」などです。
このクセがある部屋での作業は、慣れるまでにかなりの時間がかかりますし、作業しづらい環境になってしまいます。
「MS 16」にはイコライザーがついており、部屋の特性に応じたスピーカーの音作りができます。
防音室を作ったり、音響設備を整えればこの問題は解消されますが、莫大なお金がかかってしまいます。
しかし、このスピーカーの導入ならばそんなに費用をかけずとも、フラットな音、部屋のクセを物ともしない音作りが可能になります。
普段聴いている曲で「低音がいつもより強く感じる」と思えば低音域をイコライザーで減衰させることができます。
この点はスピーカーの特性なども影響して来ますが、環境とミックスし、いつもと違う音に仕上がっている可能性があります。
それをイコライザー調整で少しずつ補正していくという形です。
以上紹介した2点のメリットは、あたりまえのようで当たり前ではない、重要なスピーカーを選ぶ際の要素だと思います。
ぜひ、今回の記事を参考に購入を検討されてみてはいかがでしょうか?
コメント