前回はエフェクターボードのメリットと選び方について解説しました。
探してみると分かりますが、エフェクターボード1つでも多くのメーカーが生産している為、何を購入するべきか迷います。
メーカーから選ぶのか、サイズから選ぶのかは、皆さんのニーズによりますが、メーカーごとに特徴があるのは事実です。
今回はオススメのメーカーについて解説していきますね。
前回の記事はこちら↓↓↓
KC ECシリーズ
エフェクターに限らず多数の楽器のケースを生産する老舗メーカーです。
耐久性は中程度で価格はリーズナブルなので、コスパとしては良いです。
サイズも豊富で、更に色も定番の黒以外にも青や赤など豊富です(一部のサイズは黒しかありませんが)。
自分が求めるサイズのボードを探すのにも重宝します。
ただマジックテープは付随されていないので、別途購入の必要がありますね。
一応こちらのメーカーでもソフトケースタイプが生産されています。
ARMOR
こちらはとにかく頑丈さがウリです。
板材にはモーターボード等にも使われる強化プラスチックを使用。
高い強度だけでなく耐熱耐寒機能も備わっている為、炎天下でもエフェクターは安心です。
更に蓋の内面には緩衝用のクッションも装着している為、衝撃にも強いです。
値段は高く、堅牢ゆえに重たいですが、とにかくエフェクターを守りたいと考えるならオススメです。
注意点としてボードに布地が張られていない点が挙げられます。
購入した時点ではすぐに使えず、サイズごとに布地が売られており、それを付属のマジックテープで貼り付ける事になります。
もちろん自分でタイルカーペットを購入して、ボードのオリジナリティを出すのもアリです。
本体以外に+αでお金がかかると考えて下さい。
ARIA
軽くて頑丈な点もウリですし。
価格としては安い部類に入ります。
枠組みはブラック、面の部分がシルバーというオシャレなデザインが目を引きます。
またケースの両端には金具が付いており、ストラップをつけられます。
ハードケースであるものの、肩にかける事が出来ます。
重いと感じるかもしれませんが、その点はARIAが軽いと言う点が生きてきます。
ROADREADY
傾斜のついたベースが同梱され、ボードの中のカスタマイズが可能です。
ベースの一番高い位置にエフェクターを置く等して、平面だけでなく三次元的にボードの中を考える事が出来ます。
ちなみに傾斜のついたベースはしっかりと固定されている分、外すのが大変なので、レイアウトを作る時は大変かもしれません。
後は購入してケースを開いた時に、吸音材の匂いが強いという噂もあります(真偽は買ってみないと分かりませんが)。
ハードケースでエフェクターを守りつつ、ボードの中にも拘りたい人にオススメです。
BCB-60(BOSS)
こちらはメーカーではなく製品名ですね。
様々なエフェクターを生産しているBOSSですが、それに特化したボードも生産しています。
最大7台のエフェクターに電源供給可能な大容量AC電源が搭載されており、エフェクター設置と、電源供給の2点を兼ねれます。
電源コードと分岐ケーブルを隠すスペースの他、ボードの右上にはピック等の小物も置く事が可能と、ボード内をスッキリさせる工夫が凝らされています。
BOSS以外のエフェクターもMXR等、小さければ使えるのでBOSSに拘る必要はありません。
ただケースのデザインが工具箱に似ており、それが気に入らない人もいるかもしれません。
コンパクトエフェクターを多く使う場合や、利便性を求めるならこちらも良いと思います。
MUSIC WORKS
こちらのメーカーはソフトケースタイプのエフェクターボードを多く生産しています。
種類はEBB2がS・M・Lサイズの3種類あり、EBB3がLサイズの1種類となります。
EBB2はキャリーバー・サポータータイプで、キャリーバッグの握り手があり、EBB3はバックパック・スタイルで、リュックのように背負う事が出来ると言う違いがあります。
ソフトケースでも、ボードは当然ありますし、滑り止め用の脚ゴムも付属。
ライブで使うボードとしてはハードケースと差し支えはありません。
ハードケースが重たいと感じる人は是非使用を検討しましょう。
Palmer
こちらもソフトケースですが、最大のメリットはそのカスタマイズ性です。
脚部の高さを変えて傾斜をつけられ、平面よりもエフェクターの切り替えがスムーズになります。
更には横幅を変更出来るので、現在のエフェクターの個数に合わせてボードの大きさを変えられます。
エフェクターの数を減らした時にスペースが空くと寂しいですし、ライブの時の見栄えも考えてしまいます。
そんな時にオススメです。
もちろんソフトケース特有の持ち運びの便利さは保たれていますし、ボードを大きくしても収納する事は可能なので手軽さもバッチリです。
【まとめ】
今回はオススメのエフェクターボードについての解説でした。
ここで紹介したもの以外にも多くの製品があります。
耐久性や重さはそれぞれ違いますが、最終的には皆さんの好みです。
実際に手に持つ、現物を確認する等して自分にぴったりのエフェクターボードを選んで下さいね。
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